オットーネ通信(第3回)ヴェネランドゥス/テヌータ・パレンティーニ
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1銘柄に焦点をあててお伝えしていくオットーネ通信第3回は、テヌータ・パレンティーニ社のヴェネランドゥスです。
テヌータ・パレンティーニ社
「私はこのヴェネランドゥスをすべての人に愛してもらえるような味わいにしたい!」
ヴェネランドゥスの名前の由来はラテン語の【愛されるべきもの】から来ており、2000年にリリースされたこの偉大なワインは、当主リッカルド氏が多くの方にこのワインが愛されることを願って名付けられました。
もともとエンポリの地域自体はワイナリーが少なく、葡萄栽培に不向きといわれていますが、ほぼ平坦な土地の中で、彼らのワイナリーのエリアだけは、周りの木々に囲まれ、緩やかな傾斜のある素晴らしい畑を所有していたため、リッカルド氏はこのヴェネランドゥスをエンポリからトスカーナを代表するようなワインを作りたいと思い立ちます。
そして悩んでいたリッカルド氏にジャンフランコ・ソルデラのブルネロの立証を担当した、恩師である大学教授のマッシモ・ヴィンチェンツィーニは、トスカーナの偉大なサンジョヴェーゼはバリックではなくボッテ(大樽)で熟成させなければならないとの助言を受け考え方をシフトしました。
そこで2004年からはボッテ(大樽)を使用して熟成させた結果、サンジョヴェーゼの持つ美しい輪郭をさらに引き出すワインへと生まれ変わり、リッカルドはさらにヴェネランドゥスをパレンティーニ唯一の味わいにするために、大切に育てていたカベルネとメルローをブレンドすることでサンジョヴェーゼを引き立たせる割合を考えて今のセパージュを生み出しました。
その結果プラムやストロベリー、わずかなスパイスを感じさせるエレガントでバランスのよい飲みやすいワインに仕上がり、テイスティングの1時間前には抜栓して、18℃の温度で提供することをリッカルド氏はお勧めしています。
そして合わせる料理はローストだけでなく、グリルした肉や熟成したチーズと組み合わせが合うそうです。
「数年後には日本の新しいお客様にも、私のワインが素晴らしいと言って頂けるよう願っています!」
ぜひリッカルド氏の【愛されるべきもの】ヴェネランドゥスをお試しください!!
品種:サンジョヴェーゼ70%、メルロー20%、カベルネソーヴィニョン10%
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
タイプ:赤
参考上代:4,200円
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